【おすすめ】フランス語国際資格 「DELF B2」取得までにしたこと-資格対策にとらわれない総合的フランス語力向上のための学習法

当記事では筆者がフランス語国際資格「DELF B2」取得に至るまで、実践した学習法・使用した参考書についてご紹介させていただきます。

なお、当記事の趣旨は「資格対策にとらわれない総合的なフランス語力向上のための勉強法」をご紹介することです。

DELF試験は、「総合的なフランス語力」を測るにはもってこいの内容ですので、これを利用しない手はないと思います。


■こんな人に読んでほしい
・DELF取得を目指している
・実際に使えるフランス語力をつけたい
・DELF取得のメリットを知りたい


DELF・DALF試験とは

DELF試験を受けて思ったことは、これは「実践的なフランス語力」を測る試験であるということです。

フランス語単語をいくつ知っているとか、文法について学者レベルで知っているとか、そういった「知識」の面ではなく、その知識を使っていかに応用できるかということが問われる試験です。

例えば、『日本フランス語試験管理センター』公式HPを参照すると下記のように述べられています。

DELF B2レベルでは、使用者はさらに自立の度合いを増し、自分の意見を主張するために筋道の通った議論の流れを作ることができ、自分の見解を展開し、交渉することができます。このレベルの受験者は、社交的な談話の中で流暢に会話を交わし、自分の間違いを自分で修正することができるようになっています。

日本フランス語試験管理センター|DELF B2とは?より引用

文章の中に、「自立」という言葉が出てきますが、これは、たとえフランス語圏の社会の中に投げ出されても、問題なく適応し、自立した生活をしていくことができるということだと思います。

つまり、「使えるフランス語」が問われているということです。

試験概要については公式HPをご参照ください。

日本フランス語試験管理センター公式HP

試験準備の際にしたこと

次に、試験準備として実際にしたことをまとめていきます。

文法事項の確認

試験準備の際に、実際にしたことは極めてシンプルです。

まずは、フランス語の文法を学び直しました。

それはなぜかというと、やはり文法や構文に対する理解が曖昧だと、システマティックに文構造を捉えることが難しいからです。

この「文構造を正確に捉える」ということは、読解や聴解・スピーキングなど、なににおいても重要なことです。

これがおろそかだと、せっかく勉強したことを記憶に定着させることは厳しいです。そして、自分で文章を作り出すことはさらに難しくなります。

つまり、文法は学習における土台(ベース)のようなもので、家に例えると、「土地」のことだと考えるとイメージしやすいです。

この地盤がしっかりしているか、不安定か。これがこれからの学習効率を高めるためのキーになります。

私の場合、体系的な知識を習得したあと思ったので、文法問題集を解くよりも、参考書1冊を繰り返し読みました。

また、文章で疑問にぶつかった際も、該当事項を参照し、文法事典として使用しました。

使用した参考書は『ケータイ〈万能〉フランス語文法 実践講義ノート』です。

あらゆる文法事項が網羅されていて、わかりやすく解説されています。

著者の久松先生が授業をする中で実際に質問をうけた点についてもQ&Aという形で解説されているため、納得しながら進めることができます。

シャドーイング

文法事項を確認したら、早速「シャードイング」を行いました。

やはりシャドーイングは語学能力を総合的に向上させることのできる非常に効率の良い学習法ですので、こちらに一番力を入れました。

シャドーイングをすることで、リスニング・スピーキングを鍛えることができるのはイメージしやすいと思いますが、実は読解やライティング能力も向上できます。

使った素材の文章を読み解く際、文法事項や関連単語を文法書や辞書で徹底的に調べました。

この際、私は、ノートを作るという作業は非効率であると考え、あえてしませんでした。

シャドーイングのメリット・やり方に関しては下記記事をご参照ください。


フランス人の自然な話し方を身に付けたいのであれば、音声も棒読みで堅苦しいものではなく、ナチュラルな話し方のもの、特に現場のシチュエーションであるものを選ぶのがおすすめです。

使用した素材は次の通りです。

一つ目は、『まいにちフランス語|NHK出版』です。

最新の時事や話題となっている内容、フランスと日本の文化的な面などを題材に扱っているため、内容も理解しやすく、使える表現も豊富です。

表現に関してしては、流行のものやネイティヴによく使われているものを積極的に取り入れる傾向が強く、常に最新の情報も得ることができる点が最大の魅力です。

また、音源もクリアで、声優も感情を込めて、生き生きと話している様子なので、聞いていて楽しく学習することができます。

次に、素材として使用したのが、『Reussir le DELF 2010 edition: Livre B2 & CD audio』のリスニングセクションです。

本番さながらの音声を繰り返しシャードイングすることで、スピードやイントネーションにも慣れていくことができますし、よく使われる表現時事問題についても学ぶことができます。

こうしたトレーニングを積み重ねることで、本番でも焦らず余裕を持って対応することのできるフランス語力を養うことができます。


最後に、シャドーイングの応用として使用した素材は、ラジオ音源です。

http://www.ecouterradioenligne.com/

上記リンクから様々なチャンネルを生で聴くことができます。

スクリプトはありませんが、シャドーイングをしてだいたいこのようなことを言っているな、というように、要旨を掴む練習として利用しました。

隙間時間を利用して聴くだけでも、役に立つと思います。


会話練習

さて、シャドーイングによるトレーニングと並行してやったことがもう一つあります。

それはフランス人との会話です。

やはり最後は本当の実践として、実際に人と対面で話すことが大切です。

対面で話すと緊張したり、よく聞き取れなかったり、予想外のことが起きたりして、練習でできていたことがうまくできなくなるものです。

これは恥ずべくことではなく、語学学習者全員が経験する当たり前のことですので、過度に不安になる必要はありません。

むしろ、そうした場に積極的に踏み出すことで、徐々に対応することができるようになります。

要は、慣れなので、怖がらずどんどん話すことが大切です。

私の場合、アンスティチュ・フランセの会話カフェなるものに参加して、フランス人ネイティヴと日本人学習を交えて会話の練習をしていました。

言葉に詰まったり、わからない単語があったとしても優しくフォローしてもらえるので、初心者でも安心して参加できる雰囲気が良かったです。

また、会話カフェで学び使えるようになった表現も多く、DELF試験の口頭試験にも役立ちました。

『【会話カフェ】フランス語で話そう!|アンスティチュ・フランセ東京』のページは下記の通りです。

*地域によって実施してない校舎もございます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

DELF B2取得のために行ったことは上記の通りです。

シンプルですが、あれこれ手を広げるよりも、必要な能力を向上させることに集中する方が、効率的に「使えるフランス語」を身につけることができると思います。

また、試験を通して学んだことは、実際のシチュエーションでもそのまま応用できます。

試験は通過点であり、いわば学習のペースメーカーであると考え、気軽に受けてみてはいかがでしょうか?

皆さまのご参考になれば幸いです。

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