「外国語はツール」という言葉に対する違和感

今回は、タイトルが全てです。

「外国語はツール」という言葉ついて思うところを綴ります。

「なぜフランス語を学ぶのか?」

こんなことを問いかけられたらあなたはなんて答えますか?

フランス語を学ぶ理由は人それぞれだと思いますが、大きく2つに分かれると思います。

  1. フランス語が好きだから学ぶ
  2. フランス語を使うために学ぶ

どちらもそれぞれ関連していそうですが、モチベーションの向かう方向が違います。

「フランス語が好きだから学ぶ」というのはベクトルが「フランス語」に向かっているのに対し、「フランス語を使うために学ぶ」というのはフランス語はあくまでも「手段」にとどまり、意識は「別のなにか」に向いている状態です。

ここで、最近ハッとさせられたツイートをご紹介します。

「外国語を仕事に活かそう」と思って勉強してる人は、「好きで外国語をやっていたら仕事になっちゃった」人にいつまでたっても敵わないと思う。

志村響さん(@hbkindigo)2020年9月17日

「フランス語が好きで、それを学ぶこと自体が楽しい」

語学を学ぶ上でこの気持ち以上に勝るものは正直無いと思います。

楽しいという気持ちは大切です。

「外国語はあくまでツール(道具)」という方は、それでいいと思います。

でも僕はこの言葉を聞いたときに少しゾッとしました。

僕自身がフランス語が好きで、学ぶこと自体を楽しんでいたことを否定されたような気持ちになったからです。

ですが、使うためだけの外国語は偏ったものになりがちです。

例えば科学論文で書く英語は、ほとんど定型文の羅列で機械的なものです。

僕自身も理系出身なので多少思うところがありますが、この論文で使う英語は広い外国語の世界のほんのひと部分でしかありません。

外国語の世界は海のように広く、深くあるものです。

この未知の世界を旅するのに「外国語が楽しい」という気持ちがなければ、その旅はどこか寂しいものになってしまう気がするのです。

「フランス語が楽しい」という気持ちがあれば、きっとあなたの世界はもっと鮮やかに彩られ美しく輝くでしょう。

「外国語はあくまでツール」なんてつまらない。

「外国語を学ぶ」ということははもっと奥が深い。

そんな想いを込めてこんな記事を書いてみました。


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