【徹底解説】フランス語シャドーイングのすすめ-独学で実践した勉強法とおすすめ教材

「勉強法がたくさんありすぎてどれが良いかわからない」

「勉強時間が取れないので一番効果のある勉強法が知りたい!」

忙しくて時間がない方におすすめしたいのがシャドーイングです。

当記事ではシャドーイングのやり方・効果について解説します!

\こんなあなたに読んでほしい/

  • 時間がなく効率的にフランス語を勉強したい
  • シャドーイングをやってみたい
  • 総合的なフランス語力をつけたい

シャドーイングとは?

シャドーイングとは、フランス語の音声を聴きながら、少し遅れてそのまま発声するトレーニングのことです。

もともとは同時通訳者養成のためのトレーニング方法でした。

フランス語の4技能(リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング)を同時に鍛えることのできる勉強法ということで、近年多くの注目を集めています。

聞こえた音声のすぐ後に影(Shadow)のようについていくことからシャドーイングと呼ばれます。

シャドーイングの効果

シャドーイングを実践することでどのような効果があるのでしょうか?

4技能に及ぼす効果とメリットについて説明します。

効果①実際に使えるフランス語にできる

シャドーイングの一番メリットは、「知っているフランス語」を「使えるフランス語」に変えることができることです。

文法や単語を覚える「インプット」としての勉強と、実際に話したり、聞いたりする「アウトプット」としての勉強は異なります。

「知識」を増やすことは、いわば土地を耕し農作の準備をする作業。

それに対し、「実践」することは種を植え果実を育てる行為です。つまり、今ある「知識」をフル稼働させ最大限に活用できるようにすることで、フランス語力を劇的に向上することができます。

シャドーイングは「口に出す」と「聞く」を同時に行う勉強法です。つまり、「インプット」と「アウトプット」を同時に鍛えることができる最も効率的な勉強法なのです。

これにより「使えるフランス語」を一気に増やすことができます。

効果②リスニング力がつく

実際に声に出して読むことで「フランス語をフランス語で理解する」練習を積むことになります。

これは、日本語に訳して理解するというプロセスを踏まないため、フランス語をフランス語の語順で直接・瞬間的に受け入れる体質を養成することができます。

繰り返しシャドーイングすることで、フランス語を受け入れる下地は確実に構築されていきます。

また、「発音できない音は聞き取れない」という言葉があります。裏を返せば、「発音できる音は聞き取ることができるようになる」というように捉えることができます。

20・30回と繰り返すうちに、音のつながりやリズム、抑揚など細部まで注意を払えるようになるとともに、純粋に使っている素材の音声スピードにも慣れることができます。

こうして練習を積み発音できるようになった音は確実に自分の中に蓄積され、聞き取ることができるようになっていきます。

このようにフランス語に対する反射神経を鍛えることでリスニング力は着実に向上することができるのです。

効果③スピーキング力がつく

何回も口に出してトレーニングすることで、「知っているフレーズ」が「使えるフレーズ」に変えることができます。

このように記憶に定着したフレーズや同じ構造の文はリアルな会話でもスラスラと口をついて出てきます。

また、シャドーイングは発音の矯正にも効果的な勉強法です。ネイティヴの発音を真似て発音することで、自然とイントネーションやアクセントが矯正されていき、自然なフランス語に近づいていくのです。

このように「使えるフランス語」のストックを増やしつつ、ナチュラルな発音も身につけることができるので、シャドーイングは非常に効率の良いトレーニングです。

効果④リーディング力がつく

シャドーイングを続けることで、フランス語の速読力も向上します。

これはなぜかというと、「フランス語をフランス語の語順で理解する力」がつくことで、返り読みをすることがなくなり、読解スピードが向上するからです。

頭の中でフランス語を日本語に訳して理解するよりも、フランス語をダイレクトに理解する方が読むスピードは格段にupします。

また、ネイティヴの音声スピードに慣れてくるので、読むスピードも純粋に速くなっているはずです。

効果⑥ライティング力がつく

フランス語で話せる内容は、同じように書くことができます。

シャドーイングで体に染み込ませて引き出せるようになった単語や表現、文はもちろん書くときにも使うことができます。

たくさんの文をシャドーイングすればするほど表現の幅が広がりライティング力は向上します。

なにより楽しい

机に向かって地道に暗記するような勉強法とは異なり、シャドーイングは実際に話して聞くトレーニングです。

練習を積むうちに、次第に余裕が出てきます。

ネイティヴになったような感覚をイメージして発音したり、リズムに乗せて話したりと、上達をすぐに実感することができるのがこのトレーニング方法の特徴です。

シャドーイングは楽しい!」と実感できれば続けることも苦になりません。

声に出すことでストレス発散にもなるかもしれませんね。

シャドーイングのやり方

  1. 音声のみでリスニング
  2. 音声なしでテキストを読み解く
  3. 音声を聴きこむ
  4. テキストを見ながらシャドーイング
  5. テキストを見ずにシャドーイング

シャドーイングは上記プロセスがおすすめです。

プロセス①音声のみでリスニング

まずはテキストを見ずに音声のみでリスニングをしましょう。

文章の大意を掴むように意識して聞くと良いでしょう。

何回も聞くうちに聞き取れる部分が増えてくるはずです。

もうこれ以上は限界!というところまで、繰り返し何回も何回も聴きましょう。

プロセス②音声なしでテキストを読み解く

次に音声なしでテキストを熟読し、内容を十分に理解しましょう。

ここで先ほど聞き取れなかった音やフレーズを確認します。

また、完璧に文構造(文法や語法・語順など)を把握するよう心がけてください。

シャドーイングを行う上で、テキストの内容を十分に理解している方が効果が高いので、ここはじっくり取り組んでください。

プロセス③音声を聴きこむ

内容を理解したらテキストを見ながら音声を聴きこみましょう。

文字を目で追いながら聞こえてくる音とつなぎ合わせます。

ネイティヴの発音やリズムに意識を集中させましょう。

プロセス④テキストを見ながらシャドーイング

ここからが大切です。テキストを見ながらシャドーイングを実践してみましょう。

最初は、スピードについていけなかったり発音・イントネーションが微妙に違ったりするかもしれませんが大丈夫です。

ですが、何回も繰り返すうちに慣れてきて、音声のスピードについていくことができるようになります。

20・30回程繰り返すと徐々に上手になっていくのが実感できるでしょう。

プロセス⑤テキストを見ずにシャドーイング

それでは仕上げにテキストを見ないシャドーイングに挑戦してみましょう。

聞こえてくる音に集中して、コンマ数秒遅れてついていくイメージで実践してください。

最初から発音・イントネーションを意識するのは難しいかもしれませんので、まずはついていくことに集中するとよろしいと思います。

シャドーイングが完了したら…

シャドーイングが終わったら、次のことを行うとより効果を上げることができます。

サイクル回し

シャドーイングをしていくと、完全に理解した文章が増えていきます。

こうした素材は、いわば積み重ねてきた努力の結晶です。

この文章を、いつでも引っ張りだせる状態にするために、定期的にシャドーイングをしましょう。

初めて、シャドーイングをしたときより、負荷は少なくなっているので回数を落としても構いません。

すきま時間にリスニングをやるだけも効果はあります。

声に出さないシャドーイング

また、慣れてくれば、声に出さないシャドーイングも可能です。

まるで自分が話しているかようにイメージすることで通常のシャドーイングと同様の効果が得られます。

つまり、シャドーイングは場所を選ばずに実践できるのです。

例えば…

  • 通勤・通学
  • ジム
  • 家事
  • カフェ
  • 風呂

シャドーイングは、生活の様々なシチュエーションに取り入れることのできる大変自由度の高い勉強法です。

おすすめ教材

教材の難易度とスピードは自分のフランス語力よりずっと低いものがいいでしょう。

シャドーイングはあくまで「知っているフランス語」「使えるフランス語」へ変換するための練習だからです。

素材は自分が面白いと思えてCDなどの音声媒体が付属していればなんでも結構です。

参考までにおすすめ教材をご紹介します。


1つ目は、「まいにちフランス語|NHK出版」シリーズです。

『まいにちフランス語』テキストはネイティヴが実際に使う表現や今時の言葉が積極的に取り入れられているため、日常会話の練習にはもってこいです。

CD音声も参考書においてよくみられる無感情なナレーションではなく、感情表現豊かで非常に生き生きとした音声ですので聴いていて楽しいです。

最近では2020年の東京オリンピックを意識してなのか日本文化紹介や観光案内といったテーマがよく扱われています。

音声に関してはCD以外にも、チケットで購入できるダウンロード版も便利です。

2つ目は、『CD付 フランス語シャドーイング入門: 聴くと話すが同時に身につく』です。

個人的に、シャドーイングの導入として使用した参考書です。

シャドーイングの方法が解説されているため導入本として使用しました。

音声はスロースピードとナチュラルスピードの両方が収録されているため、難しいと感じたらまずはスロースピードでのシャドーイングからスタートしてみましょう。

また、短文からスタートしたいという方には、『【音声DL付】改訂版口が覚えるフランス語 スピーキング体得トレーニング』もおすすめです。

文法の型ごとに項目が分かれていて、構文を意識しながら実際に使える表現を覚えることができます。フランス語と和訳が見開き1ページに収まっているので大変見やすく、使いやすいです。

https://ecouterradioenligne.com/

最後に、シャドーイングの応用として使用した素材は、ラジオ音源です。

上記リンクから様々なチャンネルを生で聴くことができます。

スクリプトはありませんが、シャドーイングをしてだいたいこのようなことを言っているというように、要旨を掴む練習として利用しました。

隙間時間を利用して聴くだけでも、役に立つと思います。

また、同様にApple Musicでもフランス国際放送サービスRFI(Radio France Internationale)をLIVEで聴くことができます。iTunesへの月額料金がかかりますが、個人的にはこちらの方が使いやすくおすすめです。

https://savoirs.rfi.fr/fr/apprendre-enseigner/langue-francaise/journal-en-francais-facile

RFIサイトのJournal en français facileもおすすめです。

比較的簡単な表現で構成されたニュースを聴くことができます。

こちらはスクリプトも掲載されているので、シャドーイングにも使えます。


\おすすめ教材・ツールまとめ/


まとめ

以上、シャドーイングについて簡単に説明しました。

皆さんがシャドーイングを始めるきっかけになれば幸いです。

なお、当記事を作成する上で参考にした本は『英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法』です。

シャドーイングの章は非常に参考になるのでぜひご参照ください。


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