留学から帰ったあと一番にすべきこと-「経験の言語化」と「夢から覚めないこと」

大学卒業後にフランス留学のため半年間パリに渡った私ですが、帰国後もちょくちょくとフランス語の勉強を続けています。

「なんのために?」

「研究職のお仕事と関係あるの?」

という素朴な疑問にお答えするとともに、留学から帰ってすべきことについて私が大切だと思っていることを述べたいと思います。


■こんな人に読んでほしい
・留学の経験を生かし次のステップに挑戦したい
・帰国後、やる気をなくしている
・帰国後にできることを知りたい


帰国後にしたこと

経験の言語化

フランス留学から帰ってきて、まず始めたのが「振り返り」でした。

帰国前に、日本に帰ったら化粧品開発者になるためにできることから始めると決めていました。

どうしたら化粧品開発者になれるのか?

面接でどのように留学経験と化粧品への想いを伝えられるのか?

考えて考えて考え抜きましたが、やはりやるべきは経験を通して学んだことの言語化です。

経験したこと・感じたことを文章に書き落とせたり、人に語ることのできる人はそれだけで有利です。

そうすることで、自分の思考が整理され、それが今後の指標となり自分の行動に大きな影響を与えます。

そういう意味で、留学は帰国してからの振り返りまで含めて達成したと言えるのではないでしょうか?

私の場合…

「なぜフランスへ留学したのか?」

「どのような出来事があり、そこから何を学んだのか?」

「その学びを今後どのように活かしていくか?」

という問いを立てました。

実際に書いて、修正して、考えて、これを繰り返すうちに、自分はこのように感じて、こう考えたのかという具合に、自分の思考が整理され、考えが明確になりました。

またそこで新たな発見があることもあります。

このように「経験の言語化」は非常に強力です。

更に言えば、留学中もSNSやブログを更新したり、日記を書いてみたり、手紙を送ったり、こうした行動は全て「日常体験の言語化」です。

これをやっている方は、日常的に自分の行動とそれに伴う結果を客観視できるため、実りのある留学生活を遅れる可能性が高くなると思います。

これを積み重ねる効果は正直大きいと思います。

思考整理の最も強力な効果は、未来の自分に対しても影響を与える点です。

ウィリアム・ジェイムズ(心理学者、哲学者)が次のような言葉を残しています。

心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる

この言葉は、心の変化が自己決定に影響を与え、それによって人生における指針が変わり、さらには運命でさえも変えることになるという趣旨で、ある種の人生論を提示しています。

私が個人的に良いと思ったのは、「人生は自分の心次第でいい方向に変えることができる」という、自己決定の影響力を壮大なスケールで表現しているところです。

心の変化をここまでポジティヴに表現する大胆さには正直、こころが揺さぶられました。

ですが、自分の気持ちは些細なことで移り変わりやすい。

そこで、自分の心を明確にし、さらに掘り下げることができる「経験の言語化」は大いに意味のあることなのではないでしょうか?

話を戻してまとめると、「留学はその経験と学びを振り返って初めて意味のあるものになる」ということだと思います。

夢から覚めないこと

次に大切だと思うのは、「夢から覚めないこと」つまり「継続すること」です。

「継続は力なり」という言葉がありますが、これに関して異論のある方は少ないと思いますので、これと少し別の話をさせてもらいます。

正直次の一言に尽きるのですが、「自分が夢中になって、熱中して、没頭して、情熱を傾けたことは、一生大事にした方がいい」ということです。

世界には様々な興味関心があり、私たちの人生において、夢中になれることを見つけるのはそう容易くはありません。

「なにか趣味を見つけたい」という人をよく見かけますが、こうした一種の悩みを抱える人が多い現代において、「好きなもの」に出会えるということは、素晴らしいことだと思います。

また「夢中になれること」を見つけることは、それ以上に意味のあることだと思います。

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、私から言わせれば「好きは夢中に勝てない」。

どんなに好きで努力を積み重ねても、夢中になって没頭して取り組む姿勢と比べると、込めた熱量や情熱に関しても、大きな差が生まれるでしょう。

そして「経験の言語化」と通ずるところがあるのですが、込めた熱量が大きければ大きいほど、自分の言葉で語ったとき、それはより多くの人の心に響き、深く刻まれます。

他者に影響を与えることができるのは、本人が夢中になっていることが必須条件であり、情熱なくして人に感動を与えることはできません。

少し話が逸れましたが、帰国して「夢から覚める」ことなく、夢中になれたことを捨てずに継続していってほしいというのが、私の願いです。


フランス語を続ける理由

このように、私がフランス語学習を続ける理由は「夢から覚めていないから」です。

ですが、フランス語を続けるメリットは他にもあります。

それは、現在の仕事(=化粧品開発職)において、凝り固まった価値観にとらわれず、常識・固定観念を疑い、柔軟な発想が必要であるため。そして、時代の流れにマッチしたものを創るために、世の中の動きにアンテナを張っておくためです。

フランス語を学んでいると、言語に関する情報だけでなく、時事に関することに触れる機会が多くなります。

例えばフランス語でラジオを聴いたり、新聞を読んだりした時に、話題になっているトピックを見つけて調べることがあります。

具体的には、「SDGs」の根底にある持続可能性というキーワード。

化粧品でも、自然派や〇〇フリーの化粧品ブームが到来しているため、マーケティングの観点からも消費者のニーズを汲み取りそれにマッチした化粧品を創り出す必要があります。

こうした「世の中の動き」を知り、時代に沿ったものづくりをすることは非常に重要であると私は考えています。

つまり化粧品開発者は科学のことだけ考えていればいいわけではなく、研究にエネルギーを全振りすることなく、興味分野を広げて、様々なテーマについて視野を広げておく必要があるのです。

このようにフランス語を学ぶことで、様々な価値観を俯瞰して、価値観の多様性を肌で関しることは大きなメリットであると感じています。

ただこれを口で言っているだけでは、説得力ありませんし、整合性が取れないので、研究をしながら、他分野についても日々「学び歩き」をしているのです。

「経験の言語化」と「継続」

実はこれがこのブログを立ち上げた目的です。

関連記事→「脱消費主義」から学ぶこと-SDGs「持続可能な開発目標」を踏まえて

まとめ

いかがでしたでしょうか?

留学から帰ってすること、「経験の言語化」と「夢から覚めないこと」この二つは私にとっても大切な気づきを与えてくれます。

この記事を読んでくださった皆さんにも、新たな気づきが生まれるきっかけになれば幸いです。


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